騎士団メンバーのMBTI的性格の予想(続)

※23/1/15追記
PorJで、非合理機能(N/S)と合理機能(F/T)のどちらが優勢か決まる…
の部分を、内向型性格について間違っているっぽい気がしてきたので、余裕のあるときに見直してみます…;;

あと自分はINFPだと思うー!と書いていたんですけど、
なんか最近INFJっぽい気がしてきた(ポンコツ)




前回の続きで、トルヴィッシュ、アヴェリン以外の騎士団メンバーの
MBTI的性格を予想していきます。
前回の記事で、トルヴィッシュ:INTP、アヴェリン:INFJと推測済みです。




ちょっと4文字の推測だけで厳密性を保つのが面倒なので、

1)外向的(E)か内向的(I)か
2)直観(N)、感覚(S)、感情(F)、思考(T)×外向型(e)/内向型(i)で8つに分けた、「8つの心理機能」のうち、上位4つを推測
3)P(知覚)かJ(判断)
4)結論


の順でやっていきます。
(2)(3)が伝わりづらいですが、これで導き出せる理由については、wikiのこの図になんとなく従っている、と思ってもらえれば…(説明めんどい)。
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<ルール>
・例として、内向的直観はNiと表します。
・Ni、Neなどの心理機能の解説は、『16タイプの性格分類まとめ Wiki*』より引用します。
・P(知覚):じっくり情報を集めてから決める
 J(判断):さっさと決めてしまいたい

・引用を「>」、推測理由を「⇒」で記述します。
・赤字で引用したのち、Niと判断した理由を青字で記述します。


●カーズウィン
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1)外向的(E)か内向的(I)か
疑いようがなく内向型(I)でしょう。

2)知覚(S/N)、判断(F/T)機能の方向について
例えばですが、Sが内向である(Si)とした場合、上位4つに現れるNの方向は外向(Ne)、と決定されます。その場合、SeやNiは、下位4つのあまり使っていない機能に分類されます。
同じ手続きを判断(F/T)にも行い、そして知覚(S/N)⇆判断(F/T)間の優先順位は、手順(3)のP/Jで決定されます。


・知覚機能(N/S):Se>Ni
Seの特徴について、wikiより
>外向的感覚が発達しているタイプは、この外部からの情報を事細かに受け取ることに馴染んでいます。 瞬間瞬間の周囲の状況その変化、そして外部からの刺激を機敏に察知することができます。
>観察対象の変化によく気がつくため、行動に出るタイミングを適切に計ることができます。
>外部から素早く出来るだけ多くの情報をキャッチしようとします。 そのため、いろいろな方へ注意を向け、よく動き回ります

⇒G20にて。コール村に現れた使徒をよく観察して弱点を見抜いたこと。
 単独行動で情報収集しがちであること。

>実際に、このタイプは五感によって察知した情報をもとに自然と体を動かすことができ、 身体能力が発達していることが多く、運動や手を使った作業が得意であることがよくあります。

⇒カーズウィンの使用武器は、二刀流とクロスボウの2種類で他のキャラより豊富なため、武器の習熟が早く手先が器用であると推測。


・判断機能(T/F):Fi、よってTは外向型のTe。どちらが優勢かは保留。
Fiについて、wikiより
>自分の中核となる価値観と経験している感情に常に気がついており、内面における調和を大切にします。 感性豊かで、自分の様々な感情の機微を理解していますが、それらが表現されることはあまりありません
>深い感情は、内面において静かに守られます。 真に感じ入るべきことに関心を寄せ、偽りなき本物の感性に到達しようとします。 固い意志と情熱の源になり、身近な人に語られることはありますが、大抵の場合、行為によって表現されます

⇒ピーネやミレシアンの前(身近な人)では本心が語られることもありますが、皆でいるときに自身の心情は滅多に明かさないから。
 笑いの表情差分はG20オンリーだったはず。

3)P(知覚)かJ(判断)
P(知覚)型。
⇒集合時間に間に合うことより、情報収集を優先する。

4)結論:ISFP(温厚な職人さん)
>独自の価値観、情熱や美学を持ち、心の調和を求め、誠実で真摯な生き方をしたいと思っています。 飾り気がなく、誰かの真似をするでもなく、素直に自分の感じるままに従い、表現と行動の自由を求めます
>謙虚で控えめであり、穏やかな話し方をし、人の話をよく聞きます。 相手を威圧したり、決めつけてかかることはしません。
>そして、他人の価値観も同じように尊重し、それが自然に育まれてゆくことを望みます。
周囲の環境や動植物に対しても、 不自然で押し付けがましいことはせず、 本来の姿であるようにしてあげたいと思います。
>観察力があり、周囲の様子や環境の変化に敏感です。 また行動力があり、チャンスを逃さず素早く対応します。 他者の様子についても、明敏な観察力が働き、優雅に振る舞い、また、よく面倒を見ます

参考:


●ピーネ
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予想の前に一つ。
前回の記事で、トルヴィッシュやアヴェリンは共に自身の感情(F)機能を抑制している、と書きました。二人とも、過去の経験からそのように行動していると思われます。

ピーネも過去に両親を自分のせいで失う、という辛い経験をしていますが、それによって「自身の存在を否定」していたのであって、「自身の性格を否定はしていない」ように見えます。
(辛い経験が起こったのが、子供の頃過ぎたのかもしれない…)

そのため、ピーネはG20の使徒化の前後で、基本的に性格特性は変わらない、と推測します。

1)外向的(E)か内向的(I)か
積極的に人に話しかけに行っているので、外向的(E)と判断します。

2)知覚(S/N)、判断(F/T)機能の方向について
・知覚機能(N/S):N>Sと思われるが、外向/内向の判断は保留
⇒人を気遣って、人の輪に引き入れて行く振る舞いが多い…かな。


・判断機能(T/F):Fe>Ti
Feについて、wikiより
>極めて社交的で、多くの人と関わり、他人の感情を捉え、早く親密な関係を築くことができます。
他人と自分の感情の区別が希薄で、その垣根が低いので、容易に感情移入することができ、よく他人のことを気にかけます
>自己開示をし、人をリラックスさせたり、もてなしたりすることが上手です。 ときに冗談を言って笑ったりしながら、会話が花開きます。

⇒G20では、アヴェリンが「アルターはピーネに懐いている」と評するくらい、親密な関係を築くのが早い。アヴェリンとも良好な関係なのが見て取れます。
 あとは忙中閑ありの「まるでレガトゥスが~」と謎の例えをしていた。あれは天然ボケじゃなくて冗談だったのか…。

>他者にも自己開示を求め、やがてお互いをよく知るようになり、新しい人間関係が発展します。 さらに、人々が最善の状態で独自の能力を発揮できるように、手はずを整え、面倒を見ようとします
>多様な価値観に興味を持っています。
>人を排除しようとすることはせず、どんな人も和の中に参加していることが大切だと考えます。 そのためには、皆で多様な価値観を共有することが重要なのです。

⇒カーズウィンが、「俺が人の輪の中に入れるのも、ピーネのおかげだ」というふうなことを言っている。
 また、G23~G25?のどこかで、見習い騎士のエルシィちゃんへの面倒見がすごく良かったと記憶しています。

3)P(知覚)かJ(判断)か
どちらの描写も特にないので、ここでは知覚機能(N/S)と判断機能(F/T)のどちらに重きを置いているか、という点で考えてみます。

知覚機能よりも判断機能(Fe)のほうが目立っているように思うので、J(判断)と見なします。

4)結論:ENFJ(陽気な博愛主義者)
>謙虚で、礼儀正しく、思いやりがあり、感情表現豊かで、他者に心から共感します。 皆の気持ちを明敏に察することができ、前向きに考えるように促し、勇気づけることができます。
>社交的で、コミュニケーション能力に優れます。 相手が一人でも、大勢であっても、他者の感情や現場の雰囲気を感じ取ったり、影響を与えたりすることができます。 相手のことをよく観察しており、臨場感あふれるアイコンタクトやジェスチャーを交えながら、 コミュニケーションを円滑に進め、総意を明らかにし、自分自身の意見を訴えかけます。
>協力関係を取り持ち、いつでも建設的な方向へ進めようとします。 そのために、皆に訴えかけ、集団をまとめます。 争いは好まず、何よりも疎外されているものがいてはならないと考えます。 困った状況にある者や、すぐれない表情をしている者を目ざとく見つけることができ、 放っておくことができません。
>ENFJにとって人々と触れ合うことは、 とても大切なことですが、 一人で過ごし熟考する時間もまた必要です。 そういった時間に考えたこと、 思いついたことは人とのつながりに新しい視点を与えるものです。 いつまでも一人でいると、暗い考えにとらわれてしまったり、 無性に人恋しくなることがあります。 再び人と出会い、活発に過ごすようにします。

前回の記事で、「韓国はMBTIが流行っているから、マビノギのキャラクターにMBTIの性格設定が導入されていてもおかしくない」と書いたのですが、なんかキャラクターの印象が当てはまり過ぎている気がして、ちょっとビビる…。
いや、占いが当たっている、と感じるようなものか…?

今のところ私はあまり興味がなくて触れていないのですが、「このタイプはどのタイプと相性が良いか」という相補関係という概念もあり、その辺も考慮されていたりするのかしら…。

>家族やコミュニティのために尽力します。

あっ……。

参考リンク:



●ルウェリン
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ルウェリンは色んな顔を持っているので、判断がややこしそう…。
少なくとも、騎士団員として、王国での貴族として、それからミレシアンの前、という3つは顔がある。
そして、言動の全てに立場として、あるいは個人的な目的のための打算がありそう。

1)外向的(E)か内向的(I)か
立場上、色んな人と交流があるように見えますが、モーションからして本に目を落とし他人を拒絶しているので、内向的(I)です。

2)知覚(S/N)、判断(F/T)機能の方向について
・知覚機能(N/S):Ne>Si
Neについて、wikiより
>素早く本質を見抜き、隠された意味に気がつきます。
>ものごとを多角的な視点から解釈し、様々な可能性に基づいてあれこれと考え議論します。

⇒G21冒頭あたりでアヴェリンに「また”勘”ですか」と呆れられながら聞かれる場面がある。

>創造的で遊び好きです。 外向的直観の強いタイプは、突然、風変わりで奇抜なことを想像したり、それを言葉にして遊び始めます。 このことは、他のタイプからはふざけていると受け取られることがあります。 もちろん、彼らはいつでもこのようにふざけているわけではありません。 この心理機能を利用すれば、いろいろな遊びで、子どもを楽しませることもできます。

⇒アルターと同じ年ごろの少年、というキャラクター設定。
 「突然、風変わりで奇抜なことを~」って、なんか思い当たる場面がある気がするけど、よく覚えていない…。
 G21で「見知らぬ少年」だった頃に、団長の大剣の欠片を勝手に持ち出してミレシアンに握らせた事件は、奇抜で突飛な行動とも言える。
⇒「いろいろな遊びで、子どもを楽しませることもできます」
 メルウィンちゃんとの子供時代のほのぼの兄妹の描写が待たれる…!!

>アイデアは色々なことを経験したり、読んだりしているときに突然やってきます。 それは、まったく関係ないと思われる文脈においても起こることです。 これらは、無意識に起こる過程で、思考のように意図的に推論しようとした結果ではありません。
>「まるで~のようだ」といった類似性の発見と、 帰納法的に抽象化した概念を思いつき、それが確かなのか知りたいと思うようになります。

⇒よく本を読んでいるのと、突然本をめくって文章を引用する場面がG21にある。

・判断機能(T/F):Te>Fi
Teについて、wikiより
>外向性の心理機能であるので、注意は外部に向けられます。 思考の心理機能であるので、理論や原理原則に従って、効率的で合理的な意思決定を行います。
>乱雑な状態にあるものを秩序ある状態にしようとします。 そのためには、何事も明瞭に規定され、定量的に評価できることが重要です。

⇒理論的によく喋っているから。
 私はそんなに覇気がないから、ちょっと羨ましい。

>人生のあらゆることを真剣に受け取ります。 責任感があり、なにもせずにリラックスしてばかりいることには居心地の悪さを感じます

⇒G22以降でそんな感じの場面があった気がする…。
 私の注意がG19~21を中心に向いているせいで、G22以降は脳内メモリにそこまで深く刻まれていないのだ…。

>自分自身も有能であることを望み、なすべきことに集中し、ゴールを目指します。 大きな仕事を任された時は、たとえそれが困難であっても、自分の能力を試す良い機会であると捉え、喜び、成功を目指して邁進します。
>自分の考えを文章を使って伝える際にも、理解しやすい流れになるように工夫します。 適切な配置と計画を頼りにすれば、効率よく説明することができ、物事を円滑に進めることができるからです。

⇒G21の終わりのほうに王城で「先生」と呼ばれている場面がある。

>外向的思考を活用するタイプは、組織の構造やルールをいち早く理解し、それに従うことができます。 法律体系や官僚体制などは、まさに外向的思考の色彩が大きく現れている領域です。

⇒騎士としての態度、シンシエラク家を代表する貴族かつ騎士としての態度、シンシエラク家の貴族として王城で振る舞う態度(騎士団所属は隠す)…など、あの若さで様々で複雑な立場を持ち、それにふさわしい態度をきびきびと使い分けている。


それから、少しだけFiについて。
>深い感情は、内面において静かに守られます。 真に感じ入るべきことに関心を寄せ、偽りなき本物の感性に到達しようとします。 固い意志と情熱の源になり、身近な人に語られることはありますが、大抵の場合、行為によって表現されます。

⇒たまにミレシアンにだけ見せる態度は、「身近な人に語られる」のこと、と捉えるのが良さそう。


3)P(知覚)かJ(判断)か
団長となったアルターを、締切を提示しきびきび急かしているので、J(判断)です。


4)結論:INTJ(上手くいけば天才軍師)
あれ、意外と分かりやすかった…? 
もっと苦戦するかと思っていました。

>内面における澄んだひらめきが、断続的に起こり、関心事への理解が深まってゆきます。 物事の関連や整合性に突然気がつくと同時に、その精緻さと美しさに強く感動を覚えることがあります。
気づきの連続に意識を委ねることは心地よく、また、価値のあることだと感じられます。 独立してものを考え、自らの将来に責任を負い、目標を成し遂げるために尽力します。
>関心を持ったことには、とことん詳しくなろうとします。 幼い頃から、頭の中で秩序立った知識体系が組み立てられてゆき、専門家の域にまで達することもあります。
>一定の理解に達すると、関連した事に注目し、再び深く掘り下げて考えます。 その繰り返しで、少しずつ着実に理解と知識の範囲を広げてゆきます。 こういったことは、語られることはない強い意欲や信念、もしくは静かな闘志に基づいており、精神的にタフなところがあります。
>直観の働きによって、突然に物事のつながりに気がつくことができ、符合することが多く、 一貫しているように思えるので、そのことは信頼するに値すると思われます。 それは、無意識のうちに沸き起こるもので、推論や分析による厳密な証明は、必要ならば後から考えます。 明瞭な理論によって裏打ちすることができれば、さらに自信は強まります。
>過去、現在を見て、傾向を把握し、次に何が起こるかを予想します。 また、世の中の価値観や共有している判断基準にも洞察が働きます。
>今現在の状況にばかり意識がとらわれて、その背後にあるものを捉えることをしなかったり、 長期的な視野で物事を捉えることができないことは好ましいとは思いません。

参考リンク:


●アルター
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一番難問かも…と思い、最後に回しました。
彼自身、ひたむきに頑張って成長途中なところがあるので、自分の苦手な機能も一生懸命使おうとしている様子が見られるかもしれない。


1)外向的(E)か内向的(I)か
G19でラフ王城から出てきたミレシアンに話しかけに行くなど、人懐っこいように見えますが、G20でつっけんどんな態度のカーズウィンを少し怖がって、あまり話しかけてはいなかったように思います。
そのため、内向的(I)と判断します。

2)知覚(S/N)、判断(F/T)機能の方向について
・知覚機能(N/S):Ne>Si
⇒かつて神聖力がうまく扱えなかった、という描写があることから、感覚(S)が内向で、直観(N)より下位機能となっている、と推測。


Neはルウェリンの項でも解説していますが、ルウェリンの項では引用を避けた箇所が、アルターのNe的な部分に当てはまりそうです。

そう考えると、なんか足りない所を補い合う双子みたいですね、この二人。

>外界の様子に好奇心を寄せ、いろいろなことに気がつきますが、 すぐに直観がはたらき始めるので、現実的な世界の様子をありのままに認識する時間は限られてしまいます。 そのため、心ここにあらずの状態になることがよくあります。

⇒G20のアルターの手帳の記述は、現実的な世界の様子をありのままに認識する時間が限られ、すぐに「ミレシアンさんはやっぱりすごい!」のような、抽象的な言葉の世界に飛び立って行く。

>知的好奇心があり、まだ具体性を伴っていないアイデアや抽象的な理論に次々に興味をもち、 どんなことが起こるだろうかとわくわくします。

⇒どこか忘れたけど、未来の予感にわくわくしている描写があった気がする。
 あと忙中閑ありで、ミレシアンが料理をご馳走してくれる、と決まった際、食べる前から大喜びしている。

>無数のアイデア、考え方、価値観などを一度に巧みに処理しようとします。 そのアイデアの衝動に駆られた瞬間、次に何が起こるのかは、当の本人も分かっていません。 しかし、新しいチャンスとアイデアの組合せで何かが起こると期待しています。
>そして、実際にそのようなことに鼻が効き、他の人が見落とすようなことにも可能性を見出します。 そうやって、ブレインストーミングを信頼し、新しい見地に至ることができます。

⇒G21の彼の軌跡がまさにそれ。
G21日食と光4


・判断機能(T/F):結論としては、Fi>Te
ここの推測がめちゃくちゃ厄介でした。
外向/内向かは分からないですが、恐らくF>Tであるだろう、とは感覚的に納得する部分も多いのでは、と思います。前提条件としておきましょう。

というのも、アルターくんは表情豊かで、憧れの人(ミレシアン)や明るく親切にしてくれる人(ピーネ)、厳しくて怖いけど尊敬している上司(アヴェリン)など、彼・彼女らによく自身の感情を表明しているので、「Fe優勢」のように見えます。

ただ、そうすると筋が通らない部分が出てきてしまい、結果的にFi>Teと考えたほうが良い、と思っています。

 ①Fe優勢でないと判断する理由
 ②「Fe優勢に見えるのに、Fi優勢である」という齟齬の正体

の順で書いていきます。①はMBTIモデルからの推測になってクソ面倒なので、興味ない方は飛ばしてください。あまり趣味道楽でやる内容ではない気がする。

②は、結論だけ言うと、「アルターは自身の内向感情Fiを抑圧している」ということです。
これは、4)で結果を出してしまった後に書こうと思います。


①Fe優勢でないと判断する理由
手法としては背理法を採用します。
つまり、「アルターはFi優勢である」と証明するために、「アルターはFe優勢である」を否定します。
高校数学ちっくな説明になってしまって申し訳ない…。


感情Fが外向型、すなわちFeであるとすると、思考Tは内向型、つまりTiになります。

ここまでのように、大きさを比べて
 a) Fe>Tiである→Feの特徴と合致するか確認する
 b) Fe<Tiである→Tiの特徴と合致するか確認する
こうですね。

a)に関して、Feの特徴(ピーネの優勢機能と同じ)はwikiによると、
>極めて社交的で、多くの人と関わり、他人の感情を捉え、早く親密な関係を築くことができます。
他人と自分の感情の区別が希薄で、その垣根が低いので、容易に感情移入することができ、よく他人のことを気にかけます。

⇒あえて違和感のある部分を太字にしています。
 ピーネと違い、素っ気ないカーズウィンに積極的に働きかけよう、という様子は見られないことから、当てはまらないと推測します。

>自己開示をし、人をリラックスさせたり、もてなしたりすることが上手です。 ときに冗談を言って笑ったりしながら、会話が花開きます。

⇒川に入ってずぶ濡れになったミレシアンに焚火を焚いてあげようとしたり、元気づけるため手作りのおやつをくれたりすることから、「人をリラックスさせたり、もてなしたりする」様子は見て取れます。
 しかし、G21でもらったおやつを食べないでずっと持っていると、G23やG25でそれに気づいて、「早く食べちゃってください…//」みたいな反応を示したり、自分の気遣いの行く末をいつまでも気にしている様子から、もてなすのが「上手」か、というと、そうではないと判断します。ちょっと重いし。
 嬉しくてあったかい心遣いだけど、発展途上です。

       nontan.png
??「まだ発展途上と言ったところやな。でも望みは捨てなくて大丈夫や」


>他者にも自己開示を求め、やがてお互いをよく知るようになり、新しい人間関係が発展します。 さらに、人々が最善の状態で独自の能力を発揮できるように、手はずを整え、面倒を見ようとします。

⇒ミレシアンの個人的なことを尋ねては、「あっ、僕なんかが聞いちゃいけませんでしたよね…。出しゃばってごめんなさい」とすぐに引っ込む反応を見せていたと思います。
 他者に自己開示を求め切れていません。

よって、アルターは自身のFe機能を頑張って使おうとしていますが、それが本来の優勢機能である、と言えるほど、使い方に習熟していない、と結論付けます。


b)について、Tiの説明ですが…
>内向的思考は、意識の内面において、論理的に判断の基準を築きあげ続けます。
>定義、公理、原理、基本的原則から出発して、推論を行い到達した結論を信頼します。
>独自の思考過程を経て、エレガントな解決法を思いつくことがよくあります。

⇒G21で「ミレシアンをこんな目に合わせることが、正しい信仰とは思えない」と自信の信念をはっきりと述べる場面が存在します。これは独自の思考過程を経て、エレガントな解決法を思いついた、と言えるでしょう。
 ただし、それまでの話で、例えば戦闘時などでアルターの考えが適切である、として周囲に認められ採用されたことは、そこまでなかったように思います。「決死団」は例外的。
 そのため、そういった方法を頻繁に思いつくわけではないから、当てはまらないと推測します。

>一方、思考が複雑になり過ぎるとその帰結をどうやって導いたのか他の人が理解できないことがあります。 また、自分自身でさえも考えに耽っているとき出口を見失うことがあります。
どのようにして物事が進行し、システムが機能するのかできるだけきちんと理解するためにつき詰めて考えます
>仮説や原理を基にした推論を頭の中で継続して行い、矛盾があるとすぐに気がつくことができます。
>何が何故間違っているのかという点において目ざとく個人的な感情に流されることなく追及しようとします。
>正しいと確信を持つには時間がかかり、延々と推論を積み重ねるて確からしさを増してゆこうとします。 それゆえに、正しいと確信するというよりは、間違っているとは考えられない、もしくはより効率的であることが判断の基準になります。

⇒ここの太字は、アルターくんに当てはまる項が多いと思います。G21の出来事以降のアルターは、まさにこういった態度で、物事に臨もうとしているように見えます。
 よって、ここだけでは「アルターはFe<Tiである」と言う事の否定材料としては薄いです。

そのため、別の視点からFe<Tiを否定してみましょう。
MBTIの性格モデルに関する私の自己解釈を含みます。


先に3)のP/Jを考えると、アルターはP(知覚)型と判断します。(根拠は3で…)
これを前提条件とします。

このP/Jというのは、知覚機能(S/N)と判断機能(T/F)のどちらがより外向的に発現しているか、を示すことができる(と考えられている)指標です。


文字で書くと分かりづらいので、私なりの解釈を図で表現します。

wikiの各性格タイプの特徴のところにある、こういった図について。
こちらは例として、ルウェリンのINTJの性格モデルです。
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このモデルを内向型の性格全体で抽象化します。

内向型(I)の性格は、こんな形で存在している、とMBTIでは考えているようです。
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 図. MBTI風の内向型性格の発現図
(雑に描いた図なので、微妙な位置のずれとか各円の縦幅の違いとかは無視してね!)

そして、図の緑の部分(補助・代替機能)が、
 ・P(知覚)型→知覚機能(S/N)に当てはまる
 ・J(判断)型→判断機能(T/F)に当てはまる
と診断します。

外部から見てよく見える機能は、このモデルの中の一番上かつ外向側にある、とする考え方なわけですね。

この場合、アルターはP型、つまり知覚機能のN/Sがここに存在する、となるわけです。
そして、先ほどNe>Siと推測しました。

現時点でのアルターくんの性格モデルはこちらになります。
 優勢 Xi
 補助 Ne
 代替 Si
 劣勢 Xe
 (X=T, F)

素直にFe、Tiとして当てはめると、優勢にTiが来て劣勢にFeが来ることになります。
これは最初のほうに述べたF>Tという前提条件に矛盾します。

…こんな図を作らずに、b)のFe>Tiは前提条件F>Tに矛盾する、で済ませても良かったな…。
こういう回りくどくなっている事に、書き終わるまで気づかない点が、私の思考力が劣勢である証拠なのだろうなと思います。


一応ちゃんと数学ちっくに結びの文も書いておきましょう。

Fe優勢であるという状況と、前提条件のF>Tを満たさないことから、アルターはFe優勢ではない。
よって、アルターはFi優勢である。


3)P(知覚)かJ(判断)か
団長になった後、アヴェリンやルウェリンにキリキリしばかれ、よく団長業務の締切に追われているので、P(知覚)型と判断します。


4)結論:INFP
非常に面倒な結論が出ました。
注意するべき点は、アルターは物語上の架空のキャラクターである、ということです。

先に述べておくと、アルターの性格はMBTIで類推される理論的なモデルに忠実な姿であり、一般に「INFPの性格とは」で語られる特徴は、アルターのキャラクター像とそぐわないものとなっています。

それについては、③アルターは現実に存在しない性格で書いていきます。


先ほど後回しにした②を書いていきます。

②「Fe優勢に見えるのに、Fi優勢である」という齟齬の正体
先ほど、アルターは自身の内向的な感情Fiを抑圧している、と書きました。
前回の記事で、トルヴィッシュ(INTP)、アヴェリン(INFJ)も自身の感情を抑圧している、と推測しています。

つまり、G19登場組は全員自分の感情(F)を抑圧している、という共通点があるのです。
闇が深い。

ただ、アルターは他の2人よりも強く自身の感情を抑圧している、と考えられます。
MBTIの性格モデルで見て行くと、アルターの感情機能はグラフの上位に来ているからです。

・トルヴィッシュ(INTP)
intp.png
⇒感情機能Fは、劣勢(上から4番目)

・アヴェリン(INFJ)
infj.png
⇒感情機能Fは補助機能(上から2番目)

・アルター(INFP)
infp.png
⇒感情機能Fは優勢機能(上から一番目)

このモデルは上に行く、つまり優勢側であるほど自分にとって使いやすい利き手である、という表現をされることもあります。
すると、アルターは自身にとって一番使いやすい才能を、自らの意志で抑圧している苦しい状況に置かれている、と推測できます。

その結果、彼の神聖力は束縛の「セレスティアルスパイク」という形で、発現したのでしょう。


今のところ、一時的に神聖力を封印されても、一度発現した神聖スキルが消滅する、という現象は特になかったと思います。
つまり、アルターはこれからも自身の感情を抑圧しながら進んで行くのでしょう。

願わくば、その苦しみが少しでも軽いものでありますよう。




③アルターは現実に存在しない性格

アルターの性格は、INFPであると判断しました。

普通はここで結論として終わって充分ですが、私が自分を「INFP」である、と捉えており、そう捉えるようになった経緯と、アルターの性格診断の流れが矛盾するので、お節介ですが述べていきたいと思います。


INFPの性格は、
 優勢 Fi(内向型感情)
 補助 Ne(外向型直観)
とモデル上、定義されます。

ところが、私がよく参考にしているナマケモノ心理学様の「INFP」の解説中に、「直観が強い」という記述はありますが、「外向型直観」の働きについて言及する記述はありません。


その理由は、下記の記事で記されています。

こちらの記事を読んで、私はINFPである、という解釈方法に納得が行きました。
ただ、個人的にはちょっと記述が物足りないかな…と思っているので、ナマケモノ心理学様の言葉をお借りしながら、私的見解を述べてみたいと思います。

>(前略)
>なぜ、こういうふうに「実感とは違う理論」になっているのでしょう?
>おそらくそれはMBTIは「理屈優先で作られた理論」だからだと思います。

私も、MBTIが理屈優先で作られた理論である、という見解には賛成です。
理屈優先で作られた、とは、先ほど出した図のように、性格モデルはこのように並ぶ、という前提のことです。
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 図. MBTI風の内向型性格の発現図

そして、MBTIの性格描写は、図(①)の他に「文章で説明されたもの(②)」という、2つの手段を保有している、と見なしておきます。①が抽象的記述、②が具体的記述です。
文章で説明されたもの(②)は、wikiのINFPの記事で記述されている、こういった文章上の説明のことを私は言っています。
>強い感受性を持ち、内面における意識の働きによく気がついていると同時に、 他者についても優れた洞察が働きます。
>思慮深く、思いやりがあり、人の話に耳を傾け、受容的で、共感します。 他人のことを理解したいと思っており、否定的な感情をも直視する強さがあります。 特に、困っている人の話を熱心に聞き、自分のことのように心を痛め、どうすればよいか一緒に考えようとします。

ナマケモノ心理学様の話を、上記の2つの手段という見なし方で整理すると、

1)INFPの描写として言われる②の性格は、存在している
2)ただし、②の描写は、①の抽象モデルを具体に変換したイメージとそぐわない
3)INFP-①は理論上の性格、INFP-②は実在する性格
4)INFP-②の性格をモデル化(抽象化)するならば、優勢機能が内向直観(Ni)、補助機能が内向感情(Fi)である

ということかな、と思います。

理論優先(①の抽象重視)で作ったなら、①のモデルにそぐわない②の性格描写を、MBTIの作者はどこから入手したのだろう、と気になる所ではあります。
しかし、今のところ、そのもっともらしい解を私は見つけていません。


…と、このままの流れでMBTIの批判について、自分の思う事を書きそうになったけど、本題とは関係ないので追記に書きます。



えー、本題は、アルターの性格は実際の現実世界には存在しないと思われる、
理論重視の①のモデルを具体に変換した言動をしている、ということです。



アルターはフィクションの騎士団メンバーキャラの中でも、
さらにフィクションの存在なのです。



もしこの仮説が合っていたら、

マビノギのシナリオライターは、アルターくんに業を背負わせすぎでしょ。





あと、ずーーっとおサボリしている『G19~G21まとめ』ですけど…

あれを書く代わりに、この記事でもって騎士団考察の卒論としてもいいっしょ。たぶん。



22/12/29追記
アルターの性格が、「一般的に”INFP”の性格として記述されているものとそぐわない」とするならば、その記述を自分で書いてみるべきでは?

と途中まで考えていたことを、すっかり忘れていました…w


でも、それをここにただの具体的記述として書くのは、なんかつまんないなー…と思いまして…


ホントたまーになんですけど、私は小説を書いてpixivに投稿することがあるんですよね。
一つのことに長く熱中できなくて、構想作って満足しちゃって、書き上げるまで行かなかったりして、「文字書きです!」って自信持って言えるほど作品数と継続力がない…。


去年、突然降ってきて書いたやつ。

夜明けの揺籃 | イチジク #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15714865

普段の自分とテンション違い過ぎて、自分でも「何でこんなの書いたんだろう…?」と時々読み返しては、ずっと戸惑っています…w
これ、リンクをなんかもっとうまく貼れないのかなぁ…。



あと、もう一つこれとは方向の違う、トルヴィッシュさんとアヴェリンさんの話を書いている途中で、6割ぐらいは進んでいるんですけど、、、残りの4割がなかなか降りてこない…w

冬休み中に書けたらいいなぁ、とは思うのですが、最近色々予定を詰め込んじゃってて、完成予定が未定です。構想だけなら2年前くらいからある。



それはそれとして。
なんか自分の本を一冊世に出してみる、というのはぼんやりとした憧れがずーっとあって、、、

というときに、来年の5月にマビノギの同人イベント?が決定した?らしいのです。


今まで、コミティアとか文学フリマとかのオリジナル同人系のイベントは一般参加したことがあるものの、二次創作のイベントって行ってみたこともなくて、色々本当に検討がさっぱりつかないんですけど、サークル側として参加をしてみたいなぁ…とぼんやり最近考えています。

内容は、メインストリームNPCの短編集みたいにできたら…と思うんですけど、全く詳細を詰められていない…w
その中で、アルターくんの話も書けたらいいなぁと思います。


まあ、ホントに自分の気まぐれでルーズなところはめちゃくちゃ自覚しているので、確実にイベントに出る、って言えるのか分かんないですけど、もし気が向いたら期待せずに見守っていただければ…w






MBTIの批判について思うことについて。

MBTI自体、取っつきやすくて、性格理解の入門としては良いと思うのですよね。
MBTIが高校化学で、ユングとか心理学が大学の化学みたいなものでしょ。
あるいは、古典力学と量子力学とか。

現実世界の記述として、限界がある。
ただ、その限界がMBTIは意外と浅くて、下手に手を出すと誤解と混乱を生みやすいものになっているので、記述方法としてスマートなものではない。(そのため、学術的には価値を認められていない)

スマートな記述の究極形とは、『我思う、ゆえに我あり』のような、誰にでも分かりやすくシンプルで示唆に富んでいるもの、ではないかと思います。

批判記事とかを読んでいて、私が受けた印象はそんな感じです。


よくある批判が「簡易テストを受ける度に診断が変わる」ですね。
性格は変わらない、と概ね心理学の世界でも言われている(うろ覚え)にも関わらず、性格診断の結果が変わるのは、人間の性格を正しく測れていない、という理由らしいですね。


みんな大好きWikipediaより。

>MBTIへのタイプのダイナミクスの適用(例えば、Se/「卓越した感覚」またはNi/「内向的直観」のような「支配的」または「補助的」機能が推定される場合)は、それを支持する実証的証拠がほとんどない論理上のカテゴリーの誤りであると主張する者もいる
>MBTIの正確さはその人の正直な自己報告次第である
>MBTIは、16PF質問表、ミネソタ多面人格目録、人格評価尺度などの一部の人格質問表とは異なり、誇張されたあるいは社会的に望ましい反応を評価するために妥当性尺度を使用していない。その結果、別のタイプの結果を出そうとする人は、自身の回答を偽ることができる

ざっと調べたところ、「妥当性尺度」とは「尺度が測りたい対象を正確に測れているか」を指すらしい。

人間が何を感じているのか、考えているのか。
その外部からの計測は非常に困難です。


大学時代の半分は、脳波を測って実験していたんですけど、
脳波を測定&FFT解析して、脳の中の思考やひらめきなんて分かったら、人体最後のフロンティアなんて言われてないんだ。教授と留学生の考え方の違いの通訳を1年目にさせられて、さらに日本語と英語で板挟みにされて苦しまねぇんだ…。


そういった観測しづらい抽象概念を、証拠もなしに「分かった気になる」ので、
MBTIを嫌いな人は嫌いなようです。


もとのユングの理論も、実証的証拠がないのでしょうけれども、理論なので問題なかったのです。
MBTIの考えはそれを手軽に計測・視覚化しようとしてしまったので、なんか齟齬が生じてしまうのでしょうね。



実在性ミリオンアーサー#20の作中挿入歌、
「決めつけないでYoみんな」でも見て、落ち着こう。




~あらすじ~

グィネヴィアが行方不明になり、それは魔法の派のアーサーの裏切りによるものでは?と疑われ、剣術の城のアーサーと剣を交えることになった、魔法の派のアーサーとガラハッド。


剣戟が始まろう、というとき、軽やかなアイドル風ソングが画面の中から流れ出す――

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以下略。

これは哲学的に見せかけて、一生懸命に踊るかわいい魔-サーと、キャラ崩壊ばりのニコニコ笑顔で踊る面白いランスロットを、愛でる動画です。
なにげにダンススキルの高いガラハッドも注目点です。

剣サーは…
この突然の魔-サーワールドに一番戸惑っているように見える…w


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仕上がっているひな壇(振りを覚えて真似している)も見どころ。
モドレと魔女の三姉妹、君たちはそういうキャラじゃないでしょ!!
ロット王はなんか許せる。


気になった方は、ニコ動で1~4話が無料配信されているのでオススメです。
1本10分程度で短く気楽にカオスを摂取できます。





この記事は、

マビノギのアルバン騎士団に関する考察 
兼 
実在性ミリオンアーサーの布教記事です。



MBTIの考察なんて、1ミリもやっていません!!!
MBTIの正式な診断も受けたことがなければ、本も読んだことないし、
ネット上の聞きかじりだけで適当言っています!!!!

許してください!!!!!!


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